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2011年07月27日

氏子さんに配布してみました。

7月31日の輪くぐりについて

以下のような書面を氏子さんに配布しました。

いわゆる
蘇民将来の伝説です。

各種文献など参照いたしました。

以下

輪くぐりのはじまり
 上内八幡宮では、7月31日に、夏越の神事「輪くぐり」を行います、
これは、大祓とも言われ、同時に形代も納めます、
日々の生活の中で知らず知らずのうちに溜まっていく罪穢れを祓い清めると共に、
年の後半の無事を祈る神事です。
 この日に、輪をくぐるようになったいわれには、
次のような神話があります。
 むかし、むかし、ある国に貧しい兄と、裕福な弟の兄弟がすんでいました。
 ある日、その地を訪れた神さまが、一晩だけ泊めて欲しいと、弟に頼みました。
弟は、贅沢な生活をしていたにもかかわらず、冷たく神さまを追い返しました。
 一方、兄は大変貧しい生活をしていたのですが、お困りでしょうと神さまを招き入れ、
貧しくも精一杯の心をこめたおもてなしをしたのです。
 それから数年後、兄のもとに再び神さまがやってきました。
世話になったお礼にと兄とその家族に茅(ちがや)で作った輪を腰に着けさせました。
 その晩、村では疫病神が大暴れし、弟や村人は次々に死んでいきましたが、
兄の一家だけは無事でした。
 難を逃れた兄に向かって神さまはこう言いました。
「私はスサノヲの尊(みこと)である、疫病が流行った時には茅で作った輪を腰に着けておれば災いから逃れられるぞ」と教えたのです。
(兄は名を蘇民将来(そみんしようらい)といいます)
これが後々、神社に茅の輪を作り立てて、人がくぐるよう変遷していきました。

上内八幡宮では、もう三百数余年続いている神事です。
  

Posted by 矢野高貴 at 23:06Comments(0)神社