› 上内八幡宮Bサイドブログ。 › 神社 › 大雨で考えました。

2016年07月17日

大雨で考えました。

梅雨ですが
普通の梅雨とはいえないぐらいの
激しい雨が続きました。

雨は天からそれこそ
バケツの水をまいたように
激しく降りました。

昨日は
好天に恵まれ
そうすると雨に祟られたことも
水害にあってしまった人を省けば
忘れてしまうのが、人情なのでしょうね。

私の被害は
物置小屋の屋根が雨漏りしたくらいでしたが
近所には、避難するぐらい危ない目に
あった人が結構いらしたようです。

雨がひどい時間
昼間もですが
特に夜中
雨の中を人が
お喋りしているような
気配に何度も、聞き耳を立てました。
(しっかり眠れましたが)

地面に雨が落ちる音、
草木に雨が、落ちてまた飛び散り
地面へ。

水たまりに落ちては流れ、その流れに
雨がまた落ちる。

その音が、人がしゃべる声に
似ていたのでした。

大粒とかで形容できないような
水の塊が次々に落ちてきて、
それが人の声に感じるのは
少し不気味でもありましたが
祭祀に用いる大祓詞という
祝詞がありますが
その一節を思い起こしたりしました。

(イワネキネタチクサノカキハヲモコトヤメテ)

天上界から
地上へ降りてくる神様が
地上でお喋りする、
岩や草木を黙らせてしまうという意味です。

また同時に思い起こしたのが
嘗て、今回くらい
いやそれより激しい
雨が降り続けたからこそ
現在の、山は山たる形であるということを
聞いたことがあります。
きっと、大昔は
雨は今回くらい激しくて当たり前だったんでしょう。

神道は自然崇拝、
お喋りな岩や草木とは
激しい雨であり
それを、恵みの雨に
それは
穏やかな雨に、神々が変えられたという
そんな意味が大祓詞にはあるのではないかと
今回の大雨で思ったりした次第です。

現在の神社の祭祀には、
当然自然を穏やかにという
願いをこめている意味はありますよ。

でも日本人は、
文明により
余暇ができても
貧しい頃の方が
祭祀に用いる時間が多かったんですよね。

お金やお供えだけが
奉納じゃなく、時間も貴重な
神様からの授かり物のはずです。

祭祀が昔より手薄になり、
そして弱まって自然が本来の
暴れん坊に戻っているかもしれませんね。

こういうことを書くと
すぐ、被害に遭った人が
罰が当たったのかとでも
いいたいのかと
とらえ違いをする方も
おられるかもしれませんが
それは、私の文章の稚拙さが問題であり
そのつもりはございません。

誰かが
少しはこういうことも書かないと
祭りという日本語が
本来の意味を失います。

また関連をいつか書きます。

大雨で考えました。



















同じカテゴリー(神社)の記事画像
初宮詣、赤ちゃんのお宮参り。 
御礼!
上内八幡宮を子供たちが見学にきました。
1月半ばも過ぎました。
平成31年 あけましておめでとうございます。
お正月三が日について。
同じカテゴリー(神社)の記事
 初宮詣、赤ちゃんのお宮参り。  (2019-04-09 17:32)
 御礼! (2019-03-30 20:48)
 上内八幡宮を子供たちが見学にきました。 (2019-03-16 23:52)
 1月半ばも過ぎました。 (2019-01-20 19:05)
 平成31年 あけましておめでとうございます。 (2019-01-01 00:01)
 お正月三が日について。 (2018-12-30 22:26)

Posted by 矢野高貴 at 00:05│Comments(0)神社
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。