祭りとは先人の教えかもしれません。

矢野高貴

2012年08月28日 01:36

なんだか、最近かいてる
このブログは、祭りを変えると祟るみたいに
思われるかもですが
祭りの起源には、人に見てもらう見物人を集める目的は
ないということを、理解してもらいたいのです。

神社の祭りの、つまりは
定期的に毎年行われる例祭、
またそこに神様が祀られて
神社ができた理由も、○○○祈願のためなどと、
あるならば
祈願せねばならぬ障りが起きてそれを鎮める目的
こそ、神社または祭りの起こりといえます。

また祭りを、人が見物するようになる歴史は、
様々な祭りの起こりよりも
あとの時代だと、研究されているようです。

私の受け持つ神社の祭りにも細々あります。

里芋の味噌汁を、お供えしなければならない神社。

里の中心の四辻で、神送りの渡御を行わねばならない神社。

直会に、生牡蠣を絶対食べなければならない神社。

これらの理由は、今の時代では、地元の古老も
首をかしげることもありますが、
要は、言い伝えです、先人の、教えです。

多くの方が亡くなられたので
あまり良いたとえではないと
感じる方もおられるかもしれませんが
先の東北の震災で、ここより下には
家をたてるなという内容の石碑が、
先人によって残されていたと聞きます。

それと同じ、教えだといえます。

毎年、同じ日に同じ内容の祭りという神事を
繰り返し行うことで、神様が荒ぶる事がない。

そういう事ではないかなと思うのです。

先人が、その土地に後々の時代
暮らす者達に、残してくれた言い伝えが
しきたりとなり、神様の安らかに繋がり
それは御加護となって、また次の時代に繋がる。

これは、伝統でも、文化でもないです。
ある種の、先人の忠告といえると思います。

目には見えないけれど
心に刻むべき、後進に伝えるべき
ありがたくも先人の残した
石碑の文字といえます、
あの東北の石碑と同じだと思います。

なかなかそれに
気がつかない方もあるようで、、、。

だから、私は書いてるんです。






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