遠き日本人。

矢野高貴

2011年07月07日 20:44

むかしむかしの日本人は、

竈に神さまがいらして

井戸に神さまがいらして

神さまを粗末にすると

自分の大切な家族が

病気したりけがをしたりすると考えたそうだ。


朝、ご飯を炊いた竈が
吹きこぼれで汚れたままでは
竈の神さまが怒り
家長が仕事先でけがをしたりするから
家を守る女性は
竈を綺麗に、掃除したそうだ。

トイレの神さまという歌がありますが
あれは、少し違って
自分が綺麗になるために、トイレ掃除するのじゃなくて
古来は、自分が赤ちゃんを授かったとき
女の子ならば美人が授かれるからというのが本来で
自分が、美人になれるためではないのです。

家長が神仏を敬わないと
祖先を供養しないと
子供が、病気になるとか、そういう風に
信仰は、自己のためではなく
家族のためにありました。


日本人は、変遷していますね。



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