神社には目には見えねど、神さまがおわします!
昨年の今頃
鈴を奉納したいという方がおられました。
お気持ちに感謝しつつもお断りしました。
奉納希望される方が
決して敬神が薄い方ではないことは
重々承知しておりますが
いくつか、理由があります。
ある神社で、鈴が落下し参拝者の
顔にあたりけがをする事件が昨年の
1月におきたあとでした。
まだ取り付けて数年という早さでの落下でした。
また、上内八幡宮の神殿にということでしたが
祈祷を行う神殿でお正月に次々にじゃらじゃら鈴を鳴らされたら
たまったモンじゃありません。
そしたら、鈴だけ社殿内に奉納させて欲しいとのことでしたが
これもお断りしました。
なんでも息子さんの願かけらしく
祈祷師さんというか霊媒師さんというか
そういうところにお参りに行ったら言われたらしいのですが
宮司を困らせることを、お告げになる神さまもいらっしゃるのですね、
熱心な方ゆえに、お断りの仕方が困った物です。
宮司たる私の気持ちをご理解していただいたかどうかわかりませんが
せまい、神殿のなかに、個人の祈願物を置いておくわけには行きませんから。
神社は、神さまのものです。
目には見えなくても、そこに神さまがおわします。
社殿は、空間があれど物置部屋ではないのです。
奉納はありがたいことです、しかし
できるならば神社が求める物を奉納していただきたく思います。
でないと、上記のように困ることが多いのです。
お気持ちにはありがたいと感謝いたしたいと思います。
ですから、お気持ち
つまり「真の心だけ」御奉納されればそれで良いと思います。
真意は神さまに必ず通じます。
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