「おいで川」においで!

矢野高貴

2011年01月31日 02:00

上内八幡宮の裏手北側は
一般的に、銀水川、白銀川と呼ばれる川が
流れています。

地元では、おいで川と呼ばれている。

昔、近所のじいちゃんが
夕方、たんぼの水を引きに行くときに
おいで川に行ってくると出かけると
皆、子どもは
「川がおいでと呼ぶケン、おいで川ゲな」
「川でおいで、遊ぼうって、呼ぶ声が聞こえるケン
おいで川ゲナ」
と、はやし立てていた。

実際は、川が家々に近く
「晩ご飯だから帰って
おいで」って家から親が子どもを呼んでも
聞こえるし「どこにおる?」と家に遊びに来た友達が
呼べば
「川におるケンおいで」
という声も聞こえることかららしい。

昨年の今頃
冬とはいえど
とても暖かい日がありました。

川で行う神事がありまして
(みそぎなどの高尚なものではございません)
出かけますと、近所の6歳と3歳の
姉妹が川で、
薄着で遊んでいました、、、冬なのに。

おいで川の精霊は
子どもを夢中で遊ばせます。

いくら何でも危ないから
その子たちの親御さんに
連絡して、迎えにきてもらいました。

帰ろうと言っても
神主さんの言うこと聞かないモン。

この川の、神様は若宮神社。
このことは、また後日。

写真は秋の頃
境内裏から、おいで川方面を望む。


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