秋空は悲しいときもある。

矢野高貴

2014年09月23日 21:21

人がいつの日か亡くなるのはわかっていても
ついこの間のお元気な姿を
おぼえていれば戸惑うものですね。

数年前
ある神社関係の書物の一部を
引用されたホームページを偶然見ました。

ぐいぐい読んで行くと
これは、本物を購入しなきゃ、
全部読まなきゃと思い、ネットで検索するも
すでに廃刊らしく、東京は神田の古本屋さんに
中古があるだけでした。

その本屋さんに
電話したら、実は少しだけ新品もあるとのことでしたから
迷わず注文購入しました。

届いてその分厚さに驚きましたが
内容の深さは、その厚み以上
著者は神職さんです、

しっかり私の道しるべになった本との出会いです。

わりと近くに住まわれていることも
わかりましたが、そのときは
もうすでにお亡くなりかもしれない
なんて勝手に思っていました。

それから数年後、あれっと、、、。

私が神職になってから
お世話になっている神職の方が
その著者に師事されていたのです。

昨年から勉強会を
福岡で定期的に開かれることになり
その著者=先生の授業をなるだけ
受けに行こうと、まじめに考えて、しかしなかなか
行けない事もあり、この8月にも受けて
結局それがラストでしたが、、、。

次回は、ちゃんと質問を整理して、、なんて
学生時代には考えれない勉強する姿勢がでてて
自分に驚く、
今月はいつだろうか思ったり
先生の言葉を、このところ毎日思い出していて、、、。

なにより先生のお話は最高に私の
心をお祓いしてくださっているようでした。

昨日
訃報が届いて驚きました。

家族葬で、すでに葬儀はすまされており
私のような一番遠い間柄のものは
当然ですが
どうしようもない
またしばらくは弔問も遠慮してほしいとのことで
そうなると、お別れができない

しかし、

残念な気持ちをいつまでも
持っていては先生に申し訳ない。

先生が、いない神社界になってしまったのだけれど

歩いて行く道が消えた訳ではない、、、。









関連記事