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2014年09月02日

境内を考えてみた。

先日、ある神社の勉強会に参加させていただきました。

あるとわざわざ書かなくとも実名を書いても
怒る宮司さんではないし、とやかく言われる
講師の先生でもありませんが
万万が一の迷惑が起きると良くないから
とある神社としました。

あまり読んで気持ちのよいお話ではないので
ここから先は、あまり霊とかそういう話が
嫌な人は読まないでください。

授業の中で
雑談で先生が話されたのですが
神社には、御神木がありますね。

実はその木の下では
彦神、姫神様達が
修行なさってるのだということでした。

若い神様が修練なさっている場所の木を
むやみに切ったりするのは障りがおこりよろしくないという
お話でした。


実は、それを聞いて、、むかしむかし
聞いた様々な境内にまつわる
話を思い出しまして、、、。

実に数十年ぶりかもしれません。
思い出したのが、、、。

私のように江戸時代あたりから
同じ神社で、神主をしている家は
結構まだまだ日本にはあります。

そういう家に生まれた人は
すべてが神主になる訳ではありませんし、
お嫁にくる人も当然いるわけです。

今は私たちが生きているこの世は
現世(うつしよ)といいます、
死んで御霊が行く世界を、幽世(かくりよ)といいます。

神主の家に生まれた人やお嫁にきた人は
神主を、やるか、やらないかに関わらず
その神社において、己の肉体から魂が離れたら
神様のご命令で
境内で、どんなにいやでももがいても
必死の形相で修行させられると
そういう話を、むかしむかし聞いたのです。

ですから境内は隅々まで聖域なのです、
そういう話を聞いて育ったわけです私。

念のため書けば幽世で修行する人は
修行を境内でなさるほどの方ですから、
現世の人にぶつかる事はありません。

また、むかしの人は
雨がふってしめ縄がびしょびしょ
になると、雷様のいっぱい小便しなさったとか
台風でヒューヒューと風が音を立てるのは
南方で戦死した兵隊さんが、
泣いておられるとか、

供養が不十分な先祖が泣いてるからだとか、、
だからどうすればよいかとか、、

自然の脅威の中に
神々の畏怖や魂の尊さを
教えてくれたと思うのです。

いま周囲には、そのような大人
はいないようです。

私より若い40代以下の神主さんも一般の方も
聞いた事もない話しかも知れません。

境内は運動場や空き地ではないという事です。
目に見えないだけです。

私も日々の行いは
境内管理以外も
もし将来、
神様に幽世でお会いできることがあるならば
そのときは怒られないように
できますやら、、、。

境内を考えてみた。
















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Posted by 矢野高貴 at 23:47│Comments(0)上内千夜一夜物語
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